戦後から現代までの日本史【第七章/第五回】
7.5 平成カルチャーと「失われた世代」 7.5.1 失われた世代と就職氷河期が生んだサブカルチャーの軌跡 平成という時代は、社会が「前に進んでいない」感覚とともに終わった。それは政治や経済だけではな…
7.5 平成カルチャーと「失われた世代」 7.5.1 失われた世代と就職氷河期が生んだサブカルチャーの軌跡 平成という時代は、社会が「前に進んでいない」感覚とともに終わった。それは政治や経済だけではな…
7.4 働き方改革と人生100年時代の模索 7.4.1 働き方改革関連法とは?制度導入と現場のギャップ 「働き方改革」という言葉が社会に浸透し始めたのは、2010年代中盤のこと。安倍政権が旗を振り、厚…
7.3 アベノミクスと経済政策の評価 7.3.1 アベノミクスの三本の矢とは?金融緩和・財政出動・成長戦略の中身 2012年末、安倍晋三が再び総理大臣に就任すると同時に、日本経済には唐突なキャッチコピ…
7.2 防災意識と地方の再評価 7.2.1 地方の被害と暮らしの基盤喪失 東日本大震災は、日本にとって「地震が起きた」だけの出来事ではなかった。それは、“都市中心の日本社会”が抱えてきた歪みを、津波と…
7. 東日本大震災と平成の終わり(2011〜2019):価値観の転換 東北地方太平洋沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が発生し、その後の津波、原発事故によって、未曾有の災害が日本列島を襲った…
6.5 民主党政権と政治の転換点 6.5.1 歴史的政権交代と「期待で勝った選挙」 2009年――ついに起きた。政権交代。自民党が下野し、民主党が第一党となって政権を握るという、戦後日本政治史の中でも…
6.4 派遣村と社会の分断の象徴化 6.4.1 年越し派遣村の設立と社会的インパクト 2008年の年末、東京・日比谷公園に「年越し派遣村」が設置された。それは、リーマンショック後の日本が直面した、社会…
6.3 デフレ脱却の難航と日銀の対応 6.3.1 日本経済を蝕んだ「悪いデフレ」とは何か デフレとは何か? 簡単に言えば、「物の値段が下がること」だ。でも、ここが落とし穴。「安く買えるってことは、ラッ…
6.2 日本企業のリストラと雇用不安 6.2.1 非正規雇用への集中砲火:リーマンショックで始まった大量解雇 リーマン・ショックは、アメリカの話じゃなかった。日本にとっては、雇用の非常ベルがいきなり鳴…
6. リーマンショックと世界経済危機(2007〜2011):グローバル化の罠 2008年9月、アメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズが破綻し、世界は「あ、これはヤバいやつだ」と一瞬で察する。グローバル…